姿勢と健康は関係がある
姿勢の悪さが見た目に影響する事は分かっていても「悪い姿勢=不健康」という認識を持っている方は少ないと思います。
解剖学では「左右対称の正しい姿勢が健康維持の近道」ともされます。
傾いたり、ねじれたり、曲がったりする事で、運動や睡眠などが安定しなくなり、精神面にも影響する可能性があります。また、体が左右対称性を失うと消化機能も正常さを保てなくなるので、食欲が落ちたり消化吸収が行われにくくなったりします。
注意が必要な姿勢
姿勢の悪さは仕事やスポーツ、日常生活のクセが原因で引き起こされ、私たちの体に様々な影響を及ぼします。
猫背
猫背は見た目の面でも良い印象を与えず、場合によっては老けて見えます。1度クセがついてしまうと背中を丸くしようという力が働き、猫背の方がラクに感じますが、この体勢を続けると体に歪みを生じさせ、病気を招く事もあります。また、頭の重さを支える際の負担が大きくなるため、首・肩こりになる可能性も少なくありません。
脚を組んで座る
脚を組む姿勢を続けると、全身に悪影響を与える可能性があります。
組んだ際に上になる脚は必要以上に内転し前に出て、骨盤や上半身もねじれます。そのため骨盤に歪みが生じ、背骨は骨盤の傾きに合わせて曲がります。骨盤は非常に重要な部位であり、骨盤の歪みは血行を悪くさせ、ぽっこりお腹を招きます。
片脚に重心を乗せる姿勢
片脚に重心を乗せる姿勢とは、いわゆる休めの姿勢です。しかし、左右どちらかの脚に体重をかけるのは腰にとってアンバランスで、続ける事で背骨が左右に曲がりやすくなります。肩こり・腰痛・膝痛・関節の痛み等が片側だけにある方は、片脚に重心を乗せる姿勢が原因かもしれません。