健康情報

代替医療とは?

代替医療とは?

これまで多くの医療機関では西洋医学を根本とした治療が行われており、薬剤や手術などを用いる「肉体に現れた症状だけを治療する」のが中心でした。西洋医学は特定の部位や症状を治療していきますが、代替医療は身体全体を見て治療を行い、治療だけではなく病気を予防する要素が強いのも特徴です。

代替医療というと「難しそう」というイメージを抱かれるかもしれませんが、実は意外と身近に存在しています。漢方・鍼灸・気功、アロマセラピーやヨガ、指圧やマッサージ、カイロプラクティックやオステオパシーなどもその一部です。
このように、一口に代替医療と言っても自然療法を始め、東洋医学や手技療法、催眠療法、食事療法など様々なものが該当します。これらのどれか一つを経験したことがあるという方もいると思いますが、多くの代替医療は自然治癒力の向上や生活習慣の見直しに役立ちます。自然治癒力が向上すれば病気になりにくくなり、生活習慣の改善は、脳梗塞糖尿病乳がん子宮筋腫などを未然に防ぐことにも繋がってきます。

統合医療とは?

統合医療とは?

統合医療は、西洋医学と代替医療の特性を最大限に活かしたもので、治療の効率を上げるという目的があります。また、一人ひとりの症状に最適な医療を提供することを重視しており、近年は統合医療を目指す動きが世界各国で拡大しています。この背景には、少子高齢化社会や医療費増大、医療サービスの供給不足などがあります。少子高齢化が進む日本では、社会保険制度の見直しが急がれていますが、医療サービスの供給不足があるという現状では、自分の健康を守るための知識が必要になってきます。

また、西洋医学では薬物療法や化学療法などで治療が行われますが、これらは正常な細胞にもダメージを与え自然治癒力を落とす可能性があります。

がんや糖尿病においては完治する治療法が確立されていないため、病気になってしまってから治療するのではなく、病気になる原因を知り、予防する事が大切です。そのため、先端医療治療と予防医療を融合させたより良い医療が求められているのです。

糖尿病を予防するために

米国の研究より、2型糖尿病、心血管疾患、がんなどの慢性疾患を発症しないための予防対策として、5つの健康的な生活スタイルを維持することで平均余命が延びることが発表されました。前述しましたが、がんや糖尿病は完治する治療法が確立されていないことから、この研究結果は代替医療・統合医療の分野で注目を高めております。

5つの健康的な生活スタイルとは、以下になります。

  • 健康的な食事を摂ること
  • 運動を習慣として行うこと
  • 健康的な体重を維持すること
  • アルコールを飲み過ぎないこと
  • 喫煙しないこと

これらを全て実行している人は、全く実行していない人に比べると、死亡する可能性が74%低く、平均余命が男性平均12年、女性平均14年延長するという結果が出ております。また、50歳で健康的な生活スタイルを1つも実行していない人は、平均余命が男性23.5年、女性23.7年に対して、4~5つ実行していると、男性31.1年、女性34.4年と延長されるということも分かりました。

そのため、糖尿病などの生活習慣病を予防したいとお考えの際は、5つの健康的な生活スタイルを維持できるよう心掛けてみてください。「糖尿病の基礎知識」のページでは、糖尿病の恐ろしさについて解説しております。こちらも併せてご覧ください。

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