十分寝たはずなのに、昼間どうしても眠くなることはありませんか?
それはストレスによる睡眠の質に問題があるかもしれません。
今回は昼間に眠気を感じてしまう方やストレスをお持ちの方に向けて、良い睡眠を取るために必要なことをご紹介します。
睡眠とストレスは関係があった!?昼間眠たい原因とは
では、まず睡眠とストレスの関係性についてご説明していきます。
睡眠とストレスの関係性
ストレスと最も関係性が深いのが睡眠と言われています。
ストレスが溜まってくると、脳から睡眠を抑制する作用のある「コルチコトロピン」というホルモンが分泌されます。
このホルモンが影響して、寝つきが悪くなったり、睡眠が浅くなったりするのです。
また、ストレスがあると興奮作用のあるドーパミンやノルアドレナリンが脳内で作用し、体が寝ていても脳が起きているという状態を作ってしまいます。
つまり、ストレスがあると浅い眠りを作ってしまい、しっかり寝たはずなのに脳内を十分に休ませてあげることができていない“睡眠不足”の状態を作り上げてしまうのです。
睡眠の質について
ストレスによって睡眠不足が続くと体が休まらず、脳内に疲労が蓄積していき脳が常に睡眠を促す状態になります。
これが原因で日中に眠気を引き起こしてしまうのです。
また、睡眠不足が続いてしまうとストレスが溜まってしまい、ますます悪循環を引き起こしてしまいます。
本来、睡眠はストレスを解消する役割もあるので、睡眠の質を上げて睡眠不足を回避することが大切になります。
十分寝ても眠いのはストレスが原因で、睡眠の質が悪くなっている可能性があるのです。
良い睡眠を取るのに有効な3つの方法
では睡眠の質を上げるための方法を3つご紹介します。
1.ストレスを解消する
まずは自分の好きなこと、趣味や運動などでストレスを軽減させましょう!
ストレス解消には美味しい物を食べたり、アウトドアで思いっきり体を動かしたり、涙活をしたりするのもおすすめですよ。
とくにランニングやウォーキングなどの運動は、ストレスを抑えるセロトニンを分泌させてくれるのでストレス解消に役立ちます。
また、涙活はストレス発散だけでなくリラックス効果もあるので気になる方はこちらを参考にしてくださいね。
2.就寝前はリラックスタイムを
- お風呂ではゆっくりと湯船に浸かって体を温める
- 就寝1時間前には携帯やパソコン、テレビなどは切る
- 瞑想を取り入れる
- 温かい飲み物を飲む など
大切なのはストレスを軽減させたり、緊張をほぐしたりしてリラックスした状態になることです。
睡眠を意識しすぎるとかえって眠れなくなる場合もあるので、就寝前には心身を休めるように心がけましょう。
先に挙げた方法もおすすめですが、自分に合ったリラックス方法でストレスを和らげてくださいね。
自宅でできるリラックス方法はこちらで詳しくご紹介しているので参考にしてください。
3.昼寝を上手に取り入れる
どうしても昼間に眠たいときは、仕事の休憩中に少しお昼寝するのが効果的です。
ただし、横になって寝るのではなく座ったままの姿勢で20分以内の仮眠を取るようにしてください。
これはお昼寝から起きて脳の覚醒度を落とさないようにするためです。
睡眠が深くなる前に目覚めることですっきりとさせることができますよ。
ストレスを上手く発散して良質な睡眠を
いかがでしたか。
十分寝ていると思っていてもストレスが原因でしっかり体を休められていない場合があります。
ぜひご紹介した方法を参考に、質の良い睡眠を心がけてストレスとの悪循環を生み出さないように気をつけましょう。
まずは寝る前の飲み物を変えてみるなど手軽な方法から試してみてくださいね。