現代人とは切っても切れない関係にあるダイエットですが、そんなダイエットは睡眠と深く関わっていると言われています。
では、実際に睡眠はダイエットにどのような影響を与えるのでしょうか。
今回の記事では、睡眠とダイエットの関係に関して解説していきます。
睡眠とダイエットの関係を徹底解説!
頑張ってダイエットしているのに、なかなか痩せられないという方は睡眠を見直してみるといいかもしれません。
では、睡眠とダイエットの関係について見ていきましょう。
睡眠とダイエットの関係とは?
睡眠とダイエットに何の関係があるのかと思う方も多いかもしれませんが、実は睡眠不足はダイエットに大きな影響があります。
「睡眠ダイエット」という言葉があるように、きちんと睡眠を取っていればダイエット効果が期待できるのです。
睡眠がダイエットに繋がるのは3つのホルモンが関係していると言われています。
- レプチン
- グレリン
- 成長ホルモン
レプチンとグレリンは、食欲のコントロールをするホルモンです。
しっかりと睡眠を取ることで、満腹感を知らせるレプチンを増やし食欲増進させるグレリンを減らすことができます。
成長ホルモンは、身体の成長を促すホルモンで、脂肪燃焼や筋肉の成長を促す働きがあるため、新陳代謝に深く関わっています。
睡眠により成長ホルモンが分泌されることで、体脂肪が減り、肥満や体型崩れの予防に繋がりますよ。
このように、しっかりと睡眠を取ることでダイエットの成功率を上げることが期待されます。
睡眠不足がおよぼす悪影響
日本人男性約2万人の健康診断データを分析した研究では、睡眠時間が5時間以上の人に比べて、5時間未満の人は肥満になりやすいという結果があります。
睡眠不足で肥満になってしまう理由としてカロリー消費の低下があります。
「睡眠中には、脂肪分解作用のある成長ホルモンが分泌され、しっかり眠ると、1日あたり300kcalの脂肪を消費してくれます。逆に寝不足だと、その量は90kcal程度にダウン。つまり、しっかり眠る人に比べ、寝不足の人は1日あたり210kcal、1か月で6300kcal分もの脂肪が分解されずに蓄積されてしまうのです。
体脂肪1kgは7200kcalに換算されるので、寝不足だと1か月で900gずつ太る計算になります」(よみせ通り診療所所長・佐藤桂子先生)
引用:fytte
もう1つの理由として、睡眠不足の状態では食欲を増進させるグレリンが増えてしまい、甘いものや高カロリーなものを食べたくなるからというのも挙げられます。
長い時間起きていると、小腹が空いて間食をしたくなる原因にもなりますよね。
このように、睡眠不足はダイエットに悪影響を及ぼしますので、しっかり睡眠時間を確保するようにしましょう。
最適な睡眠時間を心がけよう
ダイエットの成功率を上げるために良い睡眠時間は7~8時間と言われています。
成長ホルモンの分泌を促すためには22時~2時の間は寝ているのが理想的とされています。
しかし、グッスリと質の良い睡眠でなければダイエット効果も減少してしまうので注意が必要です。
良質な睡眠が重要!
睡眠時間はしっかり取っているのに眠りが浅いと、ホルモンの分泌が減少してしまい、ダイエット効果も薄れてしまう可能性があります。
ダイエットの成功率を上げるためにも、良質な睡眠を意識してみてください。
良質な睡眠のためには、夕食を寝る時間の3時間前に済ませ胃腸を落ち着かせましょう。
また、脂質・糖質は良質な睡眠の妨げとなるので、夕食には控えるのがオススメですよ。
そして、寝る1時間ほど前に、入浴をして体を温めることが大切です。
体を温めることで寝つきも良くなることが期待されます。
睡眠不足は健康の大敵!
睡眠はダイエットだけでなく、心身の調子を整える大切な時間です。
しっかりと自分に合った睡眠を取るようにしましょう。
最近では、睡眠を管理できるスマホアプリも出てきています。
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。