会社での人間関係は簡単なものではありませんが、普段身近に接している人が、実はメンタルヘルスの不調を抱えているかもしれません。
今回は、周りの人のメンタルヘルスの不調に気づくための3つのヒントをご紹介します。
実はメンタルヘルスの不調のサインかも!?
身近な人や職場でよく接している人のメンタルヘルスの不調は周りも本人も気づかず起こることがあります。
病名がついている状態だけではなく、日常生活のストレスや不調、悩みを抱えている状態もメンタルヘルスの不調にあてはまると言われています。
1. ストレスに気づく
メンタルヘルスは、環境に左右されやすく、疲労やストレスが蓄積していくことで悪化していきます。
ストレスは目に見えないので、気づきにくいものですよね。
まずはストレスの原因を知ることが、身近な人のメンタルヘルスの不調に気づくポイントです。
ストレスの要因は、主に4種類あると言われています。
- 天候や騒音などの環境的要因
- 病気や睡眠不足などの身体的要因
- 不安や悩みなどの心理的要因
- 人間関係や仕事が忙しいなどの社会的要因
ストレスは、うつ病などのメンタルヘルスの不調を招きやすくなります。
普段からケアをしておくことが大切です。
2. 変化やサインを知る
自分で身体の不調に気づいていても、心の病気だと気づいていない場合もあります。
生活の様々な出来事がストレスとなり、メンタルヘルスの不調に繋がります。
メンタルヘルスに支障が出ているサインを知っておくことが必要です。
- 急に痩せた、太った
- 感情の変化が激しくなった
- 表情が暗くなった
- 不満やトラブルが増えた
- 一人になりがたる
- 独り言が増えた
- 遅刻や休みが増えた
- ぼんやりしていることが多い
- ミスや物忘れが多くなった
- 体に不自然な傷がある
このような変化があった場合はメンタルヘルスの不調の可能性があるので注意が必要でしょう。
3. タイプを知る
一般的におおらかで気持ちの切り替えが早い人はストレスに強く、完全主義で物事こだわる人はストレスに弱い傾向にあります。
性格は容易に変えられるものではありませんが、自分や周囲の人がストレスを抱えやすいタイプかどうかを知っておくことが大切です。
ストレスに対する心構えがあれば、早めに心の疲れを自覚し、対処することができます。
まじめ・几帳面タイプ
自分が思った通りにいかないと納得できないタイプ。
責任感が強い人や、努力家の人に多いタイプです。
物事がうまくいかないと不安になり、ひどく落ち込んだり、不眠になったりする傾向があります。
がんこ・厳格タイプ
自分に厳しいだけでなく、他人に対しても厳しいタイプ。
自分や他人の失敗が許せず、怒りを爆発させやすいです。
怒りがストレスのもとになり、心が疲れやすい傾向があります。
内向的・消極的タイプ
嫌なことを「ノー」と言えないタイプ。
自己嫌悪に陥りやすく、ストレスがたまると腹痛などの身体の症状となって現れやすい傾向があります。
取り越し苦労タイプ
「うまくいくかな」「これで本当に大丈夫かな」など、取り越し苦労が多いタイプ。
いつもなにかが気になって不安で仕方ないという状態で、心が休まるときがない傾向があります。
メンタルヘルスの不調を見逃さない!
メンタルヘルスの不調は、実は自分では気づかないこともあります。
周りの人の様子が少しおかしいなと感じたら、手を差し伸べてあげることが重要ですね。
メンタルヘルスに限らず、ストレスに関しては、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。